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共通フレーム2007

2008年11月 3日 (月)

【共通フレーム2007】「支援ライフサイクルプロセス」と「支援プロセス」

P146「2. 支援ライフサイクルプロセス」において、「支援プロセス」という語がある。
しかし、これは「図2-14 共通フレーム2007体系」には無いプロセスである。

読めば、「支援ライフサイクルプロセス」と「支援プロセス」とは同じ、もしくは「支援プロセス」は「支援ライフサイクルプロセス」を構成する個々のプロセスであろうことは「推測」できる。
しかしこれは「推測」であって、本当は違う意味で使われているのかもしれない。

共通フレームは、複数のステークホルダがお互いに「共通の言葉」で話すための「共通の物差し」を用意することであったはずであるが、共通フレーム内で既に同じことを違う言葉で言っている。
「共通の言葉」で話すことは難しいことの反面教師的意義はある。

2008年11月 2日 (日)

【共通フレーム2007】監査において「問題点」か否かを判定するのは「監査した者」ではなく「監査を受けた者」

P170「2.7.1.6 監査結果と対応策の報告」には「監査終了後、監査結果を文書化し、監査を受けた者に配布する。監査を受けた者は、監査で見つけられたあらゆる問題点及びそれらを解決するための計画を、監査した者に知らせる」とある。

監査で見つけられたあらゆる問題点は監査を受けた者が監査した者に知らせるということは、「問題点」か否かを判定するのは「監査した者」ではなく「監査を受けた者」ということになろう。

ここでの監査と言うのは、警察的取り締まりの意味の監査ではなく、自律改善のための健康診断という位置付けのものと考えれば、これは納得できる記述である。

2008年11月 1日 (土)

【共通フレーム2007】選ばれた成果物及びプロセスとは

P169「2.7 監査プロセス」の「目的」では「監査プロセスは、選ばれた成果物及びプロセスが、要求事項、計画及び合意に対して、適合しているかどうかを独立して決定することを目的とする」とある。

ここでいう「選ばれた」とは何を意味するのであろう。

大きく分ければ、次の2つの考えがあろう。
  「対象とされた文書すべてを監査するのではなくサンプリングして監査する」という意味
  「あらかじめ、何を監査するかを決定しておいて、対象はすべて監査する」という意味

どちらなのか、それともさらに別な定義なのか。

ガイダンスに書かれるべきであろう。

とはいえ、常識的に考えれば前者であろう。

2008年10月31日 (金)

【共通フレーム2007】「次の計画された活動の準備ができている」ことの確認は「技術レビュー」なのか

P168「2.6.3.1 技術レビューの実施」では「検討中のソフトウェア製品又はサービスを評価し、次の事項を明らかにするために、技術レビューを実施する」とある。

そして列挙される「次の事項」の1つに「(e)次の計画された活動の準備ができている」がある。

これは「技術レビュー」の対象なのであろうか。

1つ前の「2.6.2 プロジェクト管理レビュー」の方がしっくりする感じがする。

2008年10月30日 (木)

【共通フレーム2007】予定の節目で、定期的なレビューとは

P167「2.6.1.1 レビューの実施」では「プロジェクト計画で指定された予定の節目で、定期的なレビューを実施する。どちらか一方が必要と考えるときは、臨時のレビューを実施することが望ましい」とある。

「予定の節目で、定期的なレビュー」とは何であろうか。

予定の節目でのレビューというのは、普通、工程の区切り等に実施されるものが想定される。
定期的なレビューというのは、普通、プロジェクト進捗とは別に定められた期間間隔で実施されるものが想定される。

「予定の節目で、定期的なレビュー」というのは、上記2つの要素を兼ね備えたレビューと読めるのであるが、わざわざ兼ねたレビューに限る必要はなかろう。

「プロジェクト計画で指定された予定の節目にレビューを実施すると共に、定期的にレビューを実施する。どちらか一方が必要と考えるときは、臨時のレビューを実施することが望ましい」
と書いても構わないはずである。

2つの要素を兼ね備えたレビューもこの中に含まれるのであるからこちらの方が良いと思う。

2008年10月29日 (水)

【共通フレーム2007】共同レビューに関する3つの説明

P166「2.6 共同レビュープロセス」では共同レビューを行う期間に関する記述が3個所で書かれている。

本文中その1
「共同レビューは、プロジェクト管理レベル及び技術レベルの沿う方で、プロジェクトの存在する間行われる」

本文中その2
「契約が有効である間は、共同レビューを実施する」

ガイダンス
「共同レビューは、管理面と技術面の両方からなり、契約期間中開催される」

同じページの中で、何度も、しかも、内容をばらばらに記述する必要があるのだろうか。
一度書けばそれで良い気がする。

もちろん3つとも意味が異なるというのであれば、都度言及する必要があるが、そうであればすべてを「共同レビュー」という語で説明するのではなく、それぞれ語を使い分けるべきである。

2008年10月28日 (火)

【共通フレーム2007】「実環境の領域」と「適宜テスト」

P165「2.5.2.5 実環境でのテスト」では「実環境の領域をいくつか選び出し、ソフトウェア製品を適宜テストする」とある。

「実環境の領域」とは何であろうか。

また、具体的に何をテストするかに関する記述が「適宜テストする」だけでは、淡白すぎると感じる。
ただし、テストに関しては、語るべきことが多すぎて、これ以上踏み込んだ説明を、共通フレームの中で、簡潔に記述することはそもそも無理なのかもしれない。

2008年10月27日 (月)

【共通フレーム2007】「代表利用者」とは

P165「2.5.2.3 テストの実施」の(c)には「代表利用者」という語が使われている。
この語は説明なしに使われているが、どのような者を指すかは自明なのだろうか。

ガイダンスで説明されるべきであろう。

2008年10月26日 (日)

【共通フレーム2007】「テストを行う」と「支援要請である」との結びつき

P165「2.5.2.3 テストの実施」の(b)では「ソフトウェア製品から誤りの影響を分離し、最小化することができるかどうかのテストを行う。すなわち、故障時の穏やかな機能縮退、重負荷・境界状況・異常状態時の運用者への支援要請である」と書かれている。
この中での2つの文は、「すなわち」でつながれている。
通常「すなわち」は、第1の文を第2の文でわかりやすく説明する場合に使われる。

しかし、
「ソフトウェア製品から誤りの影響を分離し、最小化することができるかどうかのテストを行う」
と、
「故障時の穏やかな機能縮退、重負荷・境界状況・異常状態時の運用者への支援要請である」
が同じことを指しているとは思えない。

動詞だけを見ても「テストを行う」と「支援要請である」とは通常結びつかない。

この本文の記述の意味は、ガイダンスにおいて説明されるべきである。

2008年10月25日 (土)

【共通フレーム2007】品質システムの保証は任意のアクティビティなのか

P157「2.3.4 品質システムの保証」では、「このアクティビティは、次のタスクからなる」として、タスクが1つ挙げられている。
その唯一のタスクは、「2.3.4.1」として、「さらなる品質管理活動は、JIS Q 9001の条項に従って保証されてもよい」と書かれている。

「品質システムの保証」の唯一のタスクが「されてもよい」とされている。

「品質システムの保証」は任意のアクティビティなのか。
「品質システムの保証」は、「すべきもの」ではないか。

そして、これは、JIS Q 9001の条項に従うのみしか存在しないわけではなかろう。

「品質システムの保証」は、すくなくとも共通フレームとしては、任意実施項目とすべきではないと思われる。
ここは、記述が甘いと言わざるを得ない。

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