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2012年4月 5日 (木)

【続定量的品質予測のススメ】 QCDのバランスって・・・

P93の「表5.2-6 対策6:プロジェクトの環境改善・条件変更」において、データ上の現象例として「QCDの予定と実績の乖離が大きい」とあり、その対策を取る理由の例として「QCDのバランスが悪い」とある。

QCDのバランスというのはよく聞く話である。
しかしこれを言う組織は、QCDバランス定量的に示せているのだろうか。

「今回は、Qを35、Cを35、Dは30で行くぞ」とか「うーん、Qが5%下回っているため、QC変換式によりCが10%増えると予想される」とか、そんな管理をしている組織がどれくらいあるのだろうか。
まあ、この辺りは突っ込むと自身の無知をさらけ出す可能性があるので早々に逃げるが、少なくとも定量的品質予測をススメられている読者の組織でこれが出来ている可能性は低いのではないだろうか。

何が言いたいか。
組織はプロジェクト実施において計画を立てる。
品質、コスト、スケジュールそれぞれの計画も。

しかし、どのように見積もるにしろ、品質<=>コスト、コスト<=>スケジュール、スケジュール<=>品質における定量的関係を定義した計画など立てていない組織が多いはずである。

ならば、品質、コスト、スケジュールは、それぞれ独立したパラメータであり、QCDのバランスという言葉は、何か起きた時の後付け理由でしか登場機会がないのではないだろうか。

もちろん概念上の話としては理解できる。
安普請で高品質を望むなと。
それでも、QCDのバランスが悪いと言うからには定量管理が必要になるはずで、それはどうやって行うのかというのは別な話である。

「無知にもほどがある。QCDのバランスは定量的に示せる」と言ってほしいと思ってはいるが。
但し、「いやいや、精緻にはできなくとも大まかには掴めれば良いのだよ」みたいな実質的には何の意味をなさない主張は、定量的管理と違い、ことQCDバランスにおいては、認められない。QCDのバランスが大掴みで崩れているというのは、そりゃあ大事で、そのような事態はQCDバランス指標以前に把握していないといけないわけだから。

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