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2012年4月19日 (木)

【続定量的品質予測のススメ】 密度から分かるもの

P107「6.1 管理図分析」の「●分析手順」の同ページ下段において、サンプルプロジェクトのレビュー工数密度、レビュー指摘密度の管理図と指摘分類から、分析が行われている。

この内、【レビュー工数密度】において、「No.19とNo.22は、ユーザのレビューが広範囲にわたって上限値を超えている」とある。

ここでいう「広範囲」とは何であろうか。

実際にレビュー工数密度のサンプル図を見ると、No.19は上限値の約20%超、No.22は、上限値の5%超程度に見える。
考え方の問題であるが、20%、5%の超過自体を「広範囲」とは言いづらいだろう。

では、広範囲はどのような意味であろうか。
レビュー対象であるドキュメントの一部ではなく全体にわたってと理解するのが正しいように思われる。

しかし、レビュー工数密度からそのようなことが分かるのだろうか。
上限値を超えているケースでは、100ページのドキュメントの内、20ページがどうしようもなくボロボロということはありえないのだろうか。

特に、No.22は、ほんの5%しか上限値を超えていないので、上限値内のページもそれなりの範囲で存在している可能性があると思われるのであるが。

密度から分かることは限定的であり、抑制的に評価しないと誤ることが多いと考えるべきではないだろうか。
レビューのような人の能力・姿勢に依存するものの評価は特に注意が必要だと考えている。

本書において、どのようなロジックでこのような密度から範囲の評価分析ができるのか書いてほしかったと言うのが率直な気持ちである。

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