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2011年5月20日 (金)

【続定量的品質予測のススメ】定量データの問題を定性的な見解で覆い隠すことの是非

P34「2.2 品質管理を重んじる文化の重要性」にて、「妥当性を主張するために定量データの問題を品質の定性的な見解で覆い隠すことは、避けるべきである」とある。

本当にそうだろうか。

確かに、定量データの基準値があって、それから外れたら有無を言わさず不合格となるのであればこれは正しいだろう。
例えば、PCにおけるUSBの口の大きさ。これは、その企画から一定以上外れると使い物にならないのだから、定性的な見解の出る幕はなかろう。

しかし、ソフトウェア開発における品質を表す定量データは、このような「外れたら有無を言わさず不合格」というようなものではなく、「外れたら、確率的にダメである可能性が高い」という程度の者である。
実際には統計的にも怪しい処理方法で判定しているものが多いように思われる。

このような「外れたら、確率的にダメである可能性が高い」定量データは、管理限界を超えても、一概にダメとは限らないので、その後、検証が必要であるが、その際には、他の補足的定量データとともに、定性的情報も活用すべきであろう。
というよりも、この定性的情報活用がメインになるのではないだろうか。

このように考えると、ソフトウェア開発においては、「外れたら有無を言わさず不合格」ではなく「外れたら、確率的にダメである可能性が高い」と考えるべき定量データの活用の多いので、その場合は、「妥当性を主張するために定量データの問題を品質の定性的な見解で覆い隠すことは、避けるべきである」というのは当たらないと思われる。

これについては、実際本書においても、P110の表の「対策」やP114~P115の「対策」に書かれている内容は、「妥当性を主張するために定量データの問題を品質の定性的な見解で覆い隠すこと」と行っていることからも裏付けられる(私が読み違いをしていなければ)。

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