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2011年4月 1日 (金)

【成功するプロジェクトマネジメント】そもそも成功とは何だろうか

ソフトウェア開発における成功とは何だろうか。

プロジェクトの失敗原因はリスク管理がまずいからであるとか、見積もりが甘いからであるとか言われたりする。一見信じられそうだが、このような一元的理解は良くない。

プロジェクトの失敗は、本当に見積もりやリスク管理が弱いからなのだろうか。実はその逆で、見積もりやリスク管理がなまじできるから失敗するということはないのだろうか。

リスク管理能力も見積もり能力も弱く心配症だが、弁だけはたつプロマネがいたとする。彼/彼女が、その話術で上手くジャブジャブの計画を認めさせることに成功すれば、そのプロジェクトの成功確率は上がるのではないだろうか。
コストとスケジュールを守れば成功だというのであれば。

しかし、これは真の意味でのソフトウェア開発の成功なのであろうか。

確かにソフトウェア開発をプロジェクトとして考えれば、予算通り計画通りにプロジェクトを終えることが成功なのであろう。
しかし、それはプロジェクトとしての成功なのであって、当該システムを調達するユーザにとって本当に成功なのだろうか。

ソフトウェア開発の失敗を単純に予算や開発期間の超過だけで評価してはいけないのではないだろうか。
もちろん予算も開発期間も大切である。それは当然のことである。

しかし、同じプロジェクトを別々に行ったとして、成功プロジェクト対比、低コストかつ短期間で終えながら失敗プロジェクトというレッテルが貼られるものがある得るのではないだろうか。

つまり、ジャブジャブに予算、コストを積むということは、SIにとっては成功プロジェクトの秘訣かもしれないが、当該システムを調達するユーザにとってはうれしくなどないことであると。

計画通りを是とする傾向がある組織は多いだろうが、ソフトウェア開発の成功は、いわゆるプロジェクトマネジメントの成功とは違うのではないかと言う視点・・・これを持つことは意義あることだと思いませんか。

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コメント

考えすぎではないですか?
プロジェクトの成功は予め決められたスコープの中に落とし込むことです。そのスコープの枠自体にはなんら制約はありません。
スコープの数値の甘いプロジェクトは楽ちんで、スコープの数値の厳しいプロジェクトはしんどいのですよ。
もちろん、貧乏性のプロマネだと、どんな数値でも、工数を少なく、納期を早くという方向にマネジメントするはずですけど。

コメントありがとうございます。
>プロジェクトの成功は予め決められたスコープの中に落とし込むことです。
>スコープの数値の甘いプロジェクトは楽ちんで、スコープの数値の厳しいプロジェクトはしんどいのですよ。
私は、まさにこれがどうも腑に落ちないのでエントリーのようになりました。

極端に言うと、じゃぶじゃぶに予算使って時間も必要以上にかけて「成功しました」ということが何故プロジェクトの成功なのかと思えるのです。
私はスコープの枠策定の巧拙はプロジェクトの成否に関する一要素だと思っています。

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