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2011年4月15日 (金)

【続定量的品質予測のススメ】誰でもできる定量的品質管理

P7の見出しに「誰でもできる定量的品質管理」とある。

キャッチーなフレーズで引き付けて、でも実際は難しいのですよと受けるのかと思いきや、本文には「実は基本的なレベルは驚くほど簡単にできる」とまで書かれている。

これは、著作者のスタンスを率直に表しているのであろうが、本心で簡単だと思っているのであろうか。

もし、ソフトウェア開発の定量的品質管理が、「驚くほど簡単にできる」のであれば、なぜ続編を作る必要があるのだろうか。本編で簡単に書ききれば良かったのではないか。しかも簡単だという続編は本編よりはるかに分量があるし、なぜか定量的管理そのものではない上流工程のレビューの方法について厚く書かれている。

もう一つ気になる記述は、定量的品質予測を行えば、赤字・プロジェクトメンバの疲弊・貧弱な品質を防ぐことができるかのように書かれている。

間違いなく言えることは、仮に定量的品質予測だけしっかりできても上記を確実に防ぐことはできないわけで、このような大風呂敷は、本書の本体に書かれている「地道な例」を挙げる努力を踏みにじるものである。

赤字・プロジェクトメンバの疲弊・貧弱な品質を防ぐことが驚くほど簡単にできるのであれば、苦労しないのである(これ以上は自主規制)。

本当に、本書で実現できるのであれば・・・、本書は一冊1000万円でも安い。
それが、1680円で手に入れることができるのである。

この書籍の甘言・・・信じる信じないはあなた次第です。

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コメント

【定量的品質予測のススメ】【続定量的品質予測のススメ】の両方を読みました。
確かに実現困難な内容ではありますが、実現できれば効果があると感じました。

実際に、自分の組織に導入したいのですが、関係者全員の経験、スキル、知識が
同じでなければ困難です。

現在は、組織としての『品質』の定義を慎重に討議しています。

>組織としての『品質』の定義を慎重に討議しています

そうですね。
慎重な討議によって醸成される開発関係者全員の意識向上そのものが、結論として出てくる定量化活動よりも開発品質向上に寄与するかもしれません。

討議が上首尾にいきますように。

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