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2011年4月19日 (火)

【続定量的品質予測のススメ】「前作のポイント」のポイント①

本書では、本題に入る前に「前作のポイント 『定量的品質予測のススメ』のエッセンス」として、6ページにわたるおさらいがある。

基本的に前作の話なので触れないが、1点重要と思われる箇所を挙げておく。
P11「●測定単位」において、

①測定単位を小さくして品質データ(欠陥数など)を測定することにより、詳細な品質管理・分析が可能

②測定値を集計することにより、当該工程の品質管理・分析が可能

ということが書かれている(実際の記述は①②ではなく、「・」で列挙されている)。

これは、考えとしては正しい。
しかし、これの現場運営は非常に難しい。

まず①について。
「測定単位を小さくして品質データ(欠陥数など)を測定すること」は、1つの管理単位が小さくなることであるので、サンプルデータ数が少なくなることによる管理用基準値等の設定の妥当性が低くなるリスクがある。測定単位を小さくすればそれだけ個々のプロジェクト由来の誤差も増える可能性がある。また、妥当な測定単位の分割がなされないと、手間と誤差が生まれるだけで意味がないかもしれない。

よって、「測定単位を小さくして品質データ(欠陥数など)を測定すること」により、直接「詳細な品質管理・分析が可能」が導かれるのではなく、詳細な品質管理・分析の可能性が得られるだけである。

細かくすれば全てうまくいくのであれば、設計書であれば1行ごとの管理、プログラムソースであれば1LOCごとに定量的品質予測をすれば良いはずである。
しかし、これは誰もが暴言であると思うであろう。
ならば、妥当な単位があるはずであり、故に「測定単位を小さくして品質データ(欠陥数など)を測定することにより、詳細な品質管理・分析が可能」は言い過ぎなのである。
結局、どこを妥当な測定単位とするかは各組織でよく考えなければならないが、これは測定開始時によく考えるべきで、よく考慮せずに計測してみて、「うーん、大雑把過ぎた。もう少し細かくしよう」等とならないようにすることが肝要である。

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