2015年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 【マネジメントと現場のための定量的管理】医者と肝臓の比喩 | トップページ | 【ソフトウェア開発のメトリクス】ソフトウェア開発におけるデータ鮮度 »

2010年9月 7日 (火)

【マネジメントと現場のための定量的管理②】

ヒトの観察力は凄い。

但し、観察で感じたことは、残念ながらそのまま伝達できない。
絵画を見たり音楽を聴いて感動しても、その感動をその場にいなかった者に伝達することは非常に難しい。
観察力に伝達力が追い着いていないのである。

だから、人は、定量化という手法を編み出したのかもしれない。
見える化とかいうが、最初から見えている人には不要で、見えない人のために見えるようにしてあげているだけとも考えられる。

全部とは言わないが、ソフトウェア開発の現状を鑑みると、定量的管理や見える化と呼ばれるものの多くがこれに当てはまるのではないか。

しかし…、
定量的管理は、本質的には計測しないと分からないことを知るために実施されるべきで、定性的に分かることは、本来わざわざ測る必要は無いはずではある。
しかし一方、上位マネジメント層および顧客は、プロジェクトマネジャーが定性的に分かることを一々見ることはできない。
だから、本質的な定量的管理とは別に、報告のための定量的管理があると考えるべきであろう。
そして、プロジェクトマネジャーは、この2つの意味と意義を理解の上、管理を行うべきである。

だから、定性的に分かることなのにプロジェクトマネジャーが必死にメトリクスを追いかけるというのは愚かなことなのである。
しかし、それが実際の開発現場では、「ちゃんと管理を実施している」と錯覚されている気がする。

プロジェクトマネジャーのメトリクス過多は、プロジェクトマネジャーが、上位マネジメント層に説明責任を果たすことに仕事の重点を置いていることによるのではないだろうか。
しかしこれは、プロジェクトマネジャーがプロジェクト成功のために責任と権限を与えられたマネジャーではなく、中間管理者にしか位置づけられていないことを意味しているように思われるし、そもそもどっち向いているのだという違和感を覚えざるを得ない。

« 【マネジメントと現場のための定量的管理】医者と肝臓の比喩 | トップページ | 【ソフトウェア開発のメトリクス】ソフトウェア開発におけるデータ鮮度 »

ソフトウェア開発品質・生産性私見」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1048600/36528414

この記事へのトラックバック一覧です: 【マネジメントと現場のための定量的管理②】:

« 【マネジメントと現場のための定量的管理】医者と肝臓の比喩 | トップページ | 【ソフトウェア開発のメトリクス】ソフトウェア開発におけるデータ鮮度 »