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2010年4月13日 (火)

美味しいソフトウェア(1)

同じソフトウェアを別な組織が開発する思考実験。
色々な切り口が考えられなかなか面白いと思う。

例えば、定量的管理。
設計書では優劣の比較が困難なものでも、出来上がったソフトウェアを使えば人は感覚でその善し悪しは判断できる。

計測なければ制御なし…、これの本質は比較できなければ何も分からないということ。
要は、ソフトウェア開発~エンタープライズ系ソフトウェア開発が特に当てはまるだろうが~では、同じ要求に対するソフトウェアを何個も作り、使ってみて一番良いものを選ぶということは、なかなか出来ない。

では何を比べればよいかということで、「代わりに考えられたもの」が開発品質・生産性などのメトリクスだろう。
過去に作った違うものとの比較…。

そこに人の感覚による善し悪しは現れない。

2匹のサンマのどちらが長いかは測ることはできる。
しかしここからどちらが美味しいかは測れない。
科学的に測ろうという試みはされているだろう。うまみとかそういう視点かもしれないが、部外者で分からない。

しかし、我々は美味しいか否かは食べれば一発でわかる。
で、もちろん少しでも長いサンマを求める人もいようが、より美味しいサンマに価値を見出す人も多いだろう。

それをわざわざ測るには、そのための意義が必要だ。

繰り返しになるが、ソフトウェア開発において、何個も作り、使ってみて一番良いものを選ぶことは現実には出来ない。
そこに知恵を注ぎ込む必要があり、過去に多くの先人が取り組んできた。

誰もが納得できる答えは未だ無い。

しかし、一昔前ならともかく、現在、沢山の労力をかけたソフトに価値があると考える者は少数派になってきているはずだ。

美味しいソフトウェアを調達できたかどうかは、多くの労力を費やしたものを安く手に入れることであると未だに信じることができるのか。

現代は、1行1行手で書いてきた古き良き時代ではないのである。

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