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2009年10月 2日 (金)

【定量的管理と定性的管理に優劣はあるのか①】CMMIの進化は定量的管理と共に

定量的管理と定性的管理では、どちらが高度な管理なのであろう。

ここでどちらが優れているのかと考えると変なことになる。
CMMIでは「定量的に管理された」がレベル4なのだから定量的管理の方が優れているに決まっていると即答できれば良いのであるが、そういうわけにはいかない。

どちらも重要であるが、導入の順序でいうと定性的管理から入ることが普通…というのが模範回答と考える。

そもそもCMMIでは、マチュリティレベル4は「定量的に管理された」となっているが、マチュリティレベル2は「管理された」であって「定性的に管理された」とはなっていない。単に「管理された」だけである。

ここ、実は奥が深い。

CMM時代は、レベル3は「定義された」で、レベル4が「管理された」であった。

つまりCMMIでは、CMMのレベル4を分断し、レベル3を間に入れたのだ。

CMMが公開されて、10年経過した時の話だ。
そのCMMI登場から更に10年が過ぎた。

再度大きな波が来るか…と思いきや、来年出る予定のCMMI v1.3は、一応マイナーバージョンアップということらしい。
但し、マチュリティレベル4が大きく加筆されるとのこと。

これは、CMMからCMMIへ変化したときに似た行為、つまりレベル4をイジる行為に思える。
定量的管理が10年前に比べ高度化してきていることを示すのではないだろうか。

10年前なら「定量的管理ができている」となりえた管理手法が、今後は「レベル2の管理ですね」となってしまうということ。

さて、話は元に戻って、定量的管理と定性的管理。どちらが高度な管理なのであろうか。

難しい数式やツールを使うという点では定量的管理の方が高度といえそうな気もするが、少し考えてみたい。

例えば、信頼度成長モデル。
実績値を元に最適と思われる曲線を自動で選んでくれるなんていう便利なツールまである。
理論を何も知らない品質保証担当者が、テスト実施結果の内、数字だけしか見ずにPCに打ち込んだ後、「このツールによると、あと7件のバグを発見すべきなので、発見するまでテストを継続してください」と言われたらあなたはどう思うか。

これは、定められたツールによって数学上の処理を行っているわけで、特別なトレーニングも要らずツールに組み込まれた高度なロジックにより自動処理されるため、だれがやっても同じ結果がでるので、外形上は、標準化されかつ定量的な管理としては理想系と絶賛されるべきもののはずだ。

しかし、実際問題、なかなかそうは思えないであろう。
では、この管理において何が足りないのだろうか。

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