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« SEPG Asia-Pacific 2009 | トップページ | 【ソフトウェア開発定量化再考②】とりとめもなく・・・ »

2009年9月25日 (金)

【ソフトウェア開発定量化再考①】大掴みで定量化を再考

定量化において重要なことは、定性的な視点による前提・仮定であると考えるのであるが…。
定量化の前提や仮定自体を定量的に定めることはできるのであろうか。

このエントリーを読んでいただいた方々、済みません。いきなりこの書き出しでは何のことか分からないと思いますが、結局、定量化とは何なのだろうと改めて考える必要はどの組織にもあるのではないか。

定量的管理というと定性的管理より凄いことしているように響くし、多分世の中ではそういうことになっていると思うのですが、実際は逆だとは考えられないだろうか。

つまり、ちゃんとした定量管理をするということは、想像力を最大限働かせて前提・仮定を決めなければならず、それには、定性的に過去の状態等を「感じる」ことが必要であると考えるのである。
となると、これは即ち定性的な管理の範囲ではないかと。

あるプロジェクトで発見された全バグ数をそのプロジェクトで開発された全FP数で割って欠陥密度測っていますと言える方たちは、定量的管理は定性的管理より優れていると真顔で言える人だと思う。

別にそれが悪いわけではない、ただ、定量的データはその前提・仮定に応じた使い方が必要だというだけである。
先の単純な欠陥密度の考え方でいえば、これで5%10%の精度の評価をするのはどうかと個人的には考える。

欠陥密度が4.56であるが、基準値は4.60なので、後0.04分だけバグを探せと言うことに意味はあるのであろうか(あえて算出式や単位は書かないですが)。

こういうことを言うと「ではどの程度なら良いのか」と言わるのですが、数字を眺めていても答えは出ない。
確かに統計的に計算すれば数字だけから色々分かるでしょう。しかしばらつきの原因がどこにあるか等を考えずに数字だけ見ていては分からないことの方が多いのではないだろうか。

そもそも、仮に同じ開発案件を複数回実施したとしたら、同じ欠陥密度になると信じられるか。

同じわけないではないか人と組織は学習するのだから段々改善していくよ、という人も中にはいよう。
しかしそのようなことを言っていたら、そもそも過去のデータに基いた定性的管理の前提が崩れてしまう。

先の欠陥密度の例では、大体これくらいバグが出てくるね・・・程度の使い方しかできないのではないか。
個人的には、これで「管理」と呼べるような活動をするのは無理だと思う。

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