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2009年1月21日 (水)

【ソフトウェア品質の定量的管理とは③】定量的管理が最も業務上の効果を発揮するのは・・・

さて、先に、なぜ、何のために品質・生産性の維持・向上が必要なのかとして次の3つを例示した。

  ・お客様を納得させるため
  ・利益率を上げるため
  ・計画精度を上げ計画と実績のズレをなくし計画通りプロジェクトを進めるため

この中で、色々と建前はあろうが、実際のところ、ソフトウェア品質の定量的管理が最も業務上の効果を発揮するのは、1番目の「お客様を納得させるため」ではないだろうか。

ソフトウェア開発は、様々な不確定要因から、データのばらつきが大きく、また個々のプロジェクトの特殊要因も多いため、なかなか収束しないと言われる。

利益率を上げたいのであれば、開発プロセス、手法などを見なおした方が地道に何かを測って改善するより良いのではないか・・・という意見に抗えるほど定量的計測の精度が高いと言い切ることは難しかろう。

定量的管理手法は、開発プロセス、手法などを見なおした結果を確認したり、なぜばらつくのかなぜ低下してきているのかといった開発プロセス、手法などの見なおしの契機となることに否定はできないが、それは、定性的に観点からの開発プロセス、手法などの見なおしが既にある程度行われている段階での話であり、定性的な視点からの改善余地がある組織にとっては、定量的視点の改善に手を出さなくとも、利益率を上げるための方法は他に色々あるのではないか。

まさにCMMIはその建てつけになっており、定量的管理を始めようとする組織は、まずCMMIの段階モデルにおけるレベル2、3のプロセスを自組織が達成できているかどうかを確認してから定量的管理を考えても無駄ではないだろう。
もちろん、CMMIのレベル3を達成するまで定量的管理を始めるべきではないというわけではない。

ただ、利益率を上げたいのであれば他の方法も色々あるので定量的管理にこだわる必要がないというだけである。

故に、

  ・お客様を納得させるため
  ・利益率を上げるため
  ・計画精度を上げ計画と実績のズレをなくし計画通りプロジェクトを進めるため

の中で、ソフトウェア品質の定量的管理が最も業務上の効果を発揮するのは、1番目の「お客様を納得させるため」であると考えるのである。

「御社ではソフトウェア開発品質についてどのような取り組みをしているか」という問いに、「・・・というように定量的に管理しています」と言えることは現在のSIerでは、必須条件のようになっている。

で、そう言った会社の実体を見てみると・・・どうなのであろうか。

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