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2009年1月22日 (木)

【ソフトウェア品質の定量的管理とは④】定量的管理と言っても大掴みができる程度と考えよ

計画精度を上げ計画と実績のズレをなくし計画通りプロジェクトを進めたいという目的に対しては、定量的管理が本来力を発揮するはずである。

しかし、なかなかそうはいかないのが現実である。
なぜこのようなことになるのだろう。

定量的管理に厳密さを求めすぎているのではないかということが、理由の一つであると思える。
ソフトウェア開発は、まだ人手の介する割合が多いのだから基準値に対し10%以内とかなんとかの精度で行うことは難しいことが多い。2倍や2分の1を超えなければ問題ないという割り切ったスタンスで考えれば良いのではないか。

コーディングの生産性は人により10倍以上の差があると言われているのに、生産性を5%、10%の精度で管理して何か良いことがあるのであろうか。

もちろん、統計的に収束すると言えるほどのプロジェクト規模、過去データがあれば多少は精度が上がるだろうとはいえる。

一番気をつけなければならないのは、数字が出るからといって、それを鵜呑みにしないことである。
たとえば、生産性をSLCP/人日で測るとして、大抵の場合割り切れないのですごい桁数が計算機上に現れるが、生産性の有効数字はいくらまでとすべきか意識して考えなければならない。
小数点以下切捨てだとして喜んでいては最悪であるし、そもそも人手作業であることの誤差もあるから、算数的な有効桁数で考えるべきでもないだろう。
通常の組織であれば、せいぜい有効数字2桁で考えるべきであろう。

指標に対する下限が80%だからといって、80.18%で良かったと安堵し79.89%で大騒ぎする必要はないであろう。

このように記せば誰もが納得するであろうが、現場ではえてしてこのような茶番劇が起きうるから注意が必要である。
指標を評価に使うとなるとこれが高い頻度で発生するであろうし、それに伴う悪しき数字操作も行われるであろう。

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