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2008年12月 2日 (火)

【定量的品質予測のススメ】信頼度成長曲線の前提

P59「(4)工程終了判断」において「あらかじめ設計したテスト項目を全て実施しても95%に到達しないときは、95%に達するまで追加テストを実施すべきである」とある。

信頼度成長曲線をここまで信頼することはすばらしいことである。
当初、90%であったので追加テストを実施したら、最初の曲線対比105%の欠陥が出てしまったとしよう。

この場合、どうするのであろうか。

本書には書かれていない。

あらかじめ設計したテスト項目と追加テストの結果を合わせて再度曲線を見直すのであろう。
予測に基づいて追加テストを行ったら、先の予測と異なる結果になったので再度見直す。
これを行き当たりばったりとはいわないのであろうか。
定量的品質予測とは行き当たりばったりのことなのだろうか。

これは何を意味するのであろうか。

信頼度成長曲線の前提を忘れてはならない。
欠陥がテスト対象に対して均一にばらまかれていることが仮定されている。

だから、テストを繰り返すうちに段々と欠陥が消しこまれて行き、新しい欠陥がなかなか見つからなくなるというのである。
逆からみると、テスト項目の実施順番をどのように変えても常に曲線が寝てくると言うことが前提になっている。

しかし、通常のテストはそのようになっているであろうか。
新機能をまず確認して、障害ケースを確認して、日廻しをして、とやっていたら、素直に寝てくれるわけがない。

未だにテストは「全パターン行っています」という組織には、追加テストがどういうことかさえ理解できないであろう。
「追加テストって、既に実施したテストをもう一度行うのですか。それは何の意味があるのですか」と聞かれるのではないだろうか。

信頼度成長曲線を使うテスト管理はどういうもので、そのときの注意事項は何か程度は書かないと、入門書としては良くないと思われる。

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