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2008年11月 7日 (金)

【定量的品質予測のススメ】主語の明確化

P35「図表3.1-4 チェックリストの例」において「要求分析のレビュー指摘チェックリスト」の例が掲載されている。
ここで「非曖昧性」として「主語が明確であるか」と挙げられている。

これを踏まえてP40「コラム 仕様変更による影響度合いの定量化」の記述を見てみる。

ここでは、

「【基本測定量と導出測定量】
この測定量は、仕様変更が発見された工程と混入工程の距離と仕様変更の重大度を掛けることにより、手戻りの『長さ』と『範囲(幅)』を考慮した測定量を算出する。(以下略)」

と書かれている。
まずこの文の主語は何であろうか。

いきなり「この測定量は」と書かれている。確かに「~は」となっているので、文法で言えば「主語」と言えよう。
しかし、見出しは「基本測定量と導出測定量」である。
ならば複数を表す「これら測定量は」とすべきであろう。

それ以前に、見出しで使っているからと言って文頭でいきなり「これら」と書くべきではなく、本文ではちゃんと「基本測定量と導出測定量は」と書くべきである。

ここまでは、表現の方法の問題。

次に、実質的な記述の中身を見てみる。

「この測定量は、仕様変更が発見された工程と混入工程の距離と仕様変更の重大度を掛けることにより、手戻りの『長さ』と『範囲(幅)』を考慮した測定量を算出する」の主語と述語に注目。

「この測定量は」「算出する)」という。

しかも、長い文なので、「この測定量は、・・・測定量を算出する」と読んでしまいそうである。

非常にわかりづらい。

本来は次のように言いたいのであろう。

つまり、見出しが「基本測定量と導出測定量」となっているが、書きだしの「この測定量は」は、「基本測定量」を指し、後に来る「測定量を算出する」は、「導出測定量を算出する」なのである。

しかしそれでも「基本測定量は、・・・導出測定量を算出する」というのは意味が分かりづらい。
基本測定量は自律的に算出するのであろうか。

結局文を整えて、

「基本測定量に対して、仕様変更が発見された工程と混入工程の距離と仕様変更の重大度を掛けることにより、手戻りの『長さ』と『範囲(幅)』を考慮した導出測定量を算出することができる」

というのが、本来記述したい内容であろう。

しかし、この文では主語がない。
「非曖昧性」として「主語が明確であるか」のチェックに引っかかってしまう。

だから、仕方なく「この測定量は」と主語を明確化したのかもしれない。

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