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2008年10月13日 (月)

【共通フレーム2007】「契約」がなくとも実施すべきことと「契約」がなければ実施しなくとも良いこと

P121「1.6.12.1 ソフトウェア導入(インストール)計画の作成」において、「契約」がなくとも実施すべきことと、「契約」がなければ実施しなくとも良いことがうまく整理されていない。

ここでは、
「開発者は、契約の中で指定された実環境にソフトウェア製品を導入するための計画を作成する。ソフトウェア製品の導入に必要な資源及び情報を決定し、利用できるようにする。契約で指定された場合、開発者は、立ち上げ作業について取得者を支援する。導入するソフトウェア製品を既存のシステムと置き換える場合には、開発者は契約で要求するとおりに、すべての並行運転のための活動を支援する。導入計画は、文書化する」
と書かれている。
以下に整理して考えてみる。

・開発者は、契約の中で指定された実環境にソフトウェア製品を導入するための計画を作成する。
=>「契約の中で指定された」が、「実環境」にかかるか「計画を作成する」にかかるかでこの行為が「契約がなくとも実施すべきこと」か否かの意味が変わる。

・ソフトウェア製品の導入に必要な資源及び情報を決定し、利用できるようにする。
=>「契約」に関する記述がない。だから「契約がなくとも実施すべきこと」であると思われる。ただし、他の部分では書かれている「開発者は」という行為の主体が書かれていない。つまり、「資源及び情報を決定し、利用できるようにする」必要は有るが、他の部分と異なり、それは必ずしも開発者に負わされた義務ではないと言っている。

・契約で指定された場合、開発者は、立ち上げ作業について取得者を支援する。
=>「契約で指定された場合」と明示されているので、「契約がなければ実施しなくとも良いこと」である。

・導入するソフトウェア製品を既存のシステムと置き換える場合には、開発者は契約で要求するとおりに、すべての並行運転のための活動を支援する。
=>「契約で要求するとおりに」とあるので、「契約がなければ実施しなくとも良いこと」である。

・導入計画は、文書化する
=>「契約」に関する記述がない。だから「契約がなくとも実施すべきこと」であると思われる。ただし、他の部分では書かれている「開発者は」という行為の主体が書かれていない。つまり、「導入計画は、文書化する」必要は有るが、他の部分と異なり、それは必ずしも開発者に負わされた義務ではないと言っている。

共通フレームの記述からは、このように読み取れるが、本当にこの趣旨で書かれているのであろうか。
そして、一読しただけの読者がこのように理解できるであろうか。

せめてガイダンスで補足しないと読者によって解釈が変わってしまうと思われる。

尚、これは「1.6.12.2 ソフトウェア導入の実施」についても同様に言える。

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