2015年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 【共通フレーム2007】「次の計画された活動の準備ができている」ことの確認は「技術レビュー」なのか | トップページ | 【共通フレーム2007】選ばれた成果物及びプロセスとは »

2008年10月31日 (金)

【定量的品質予測のススメ】テストに関する測定データの曖昧性は低いか

P28「3.1.1 目的と狙い」において「レビューはテストとは異なり人間的要素が強く、測定基準を設定したとしても、測定データに曖昧性が多く、バラツキガ大きいことが原因である。つまり要求分析・設計の品質予測では、このような人間的要素を、レビューアの質を揃えることや、チェックリストを活用すること等でぶれの少ない数値に変換することがポイントになる」とある。

この記述では、測定データの曖昧性は、テストではあまりないようにみえるが、そうであろうか。

テスト項目1件と言った時の1件とは何を指すかからして曖昧であると思える。
統計的に評価するには、ある1件と別な1件が統計処理において同じ価値をもたねばならないと思うが、そのようにテスト項目を洗い出し計上することは可能であろうか。

本書で再三取り上げられている、信頼度成長モデルであるが、横軸に、時刻を取るにしろ、消化テスト項目を取るにしろ、テスト工数をとるにしろ、どれも測定が曖昧ではなかろうか。左から右へ均一な軸としてデータをみていくことに何の問題もないのであろうか。

時刻では、準備や実際のテスト、結果の評価に時間を要するテストもあればそうでないものもあるが、それも無視して例えば1日はどこで区切っても等価な1日の価値を持つ見なしてよいのであろうか。

消化テスト項目にしても、1件と数える単位もしくは切り口は同じと言えるのであろうか。

テスト工数の場合も、時間と同様、準備や実際のテスト、結果の評価に工数を要するテストもあればそうでないものもあるが、それも無視して例えば1人日はどこで区切っても等価な1人日の価値を持つと見なしてよいのであろうか。

どんなに時間・テスト項目・工数を増やしても、プログラムの中でテストしていない部分があれば、グラフが寝ようが寝まいが関係なくテストすべき事項が残っているはず。

信頼度成長モデルは、一見有用に思えるが、その意味するところを理解しないと危険なツールである。
なぜグラフは初期段階で急に立ち上がり(S字形の場合は一旦もたついた後立ち上がり)、後半で収束するのか。
テストケースは、どう取るべきかについて、少なくとも本書では、さらりと触れられている場所はあるが、具体的記述はない。

ただ、開発を委託する側に「もうこんなに収束していますので」と納得させるには良いツールであろう。
こむずかしい数式や直感的には納得しそうなグラフを見せることでで、開発を委託する側をけむにまくことは可能であろうから。

信頼度成長モデルについては、別途記述する予定である。

« 【共通フレーム2007】「次の計画された活動の準備ができている」ことの確認は「技術レビュー」なのか | トップページ | 【共通フレーム2007】選ばれた成果物及びプロセスとは »

定量的品質予測のススメ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1048600/24606248

この記事へのトラックバック一覧です: 【定量的品質予測のススメ】テストに関する測定データの曖昧性は低いか:

« 【共通フレーム2007】「次の計画された活動の準備ができている」ことの確認は「技術レビュー」なのか | トップページ | 【共通フレーム2007】選ばれた成果物及びプロセスとは »